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バックパッカー税 導入を6か月延期に

【キャンベラ17日AAP】   連邦政府は物議を醸しているバックパッカー税について17日、閣僚間で再検討するとして、同税の導入を6か月遅らせると発表した。

同税はワーキングホリデービザ保持者を対象に、収入1ドルにつき32パーセント課税するもので、7月から導入予定だった。農場主や観光事業者らの中で、オーストラリアをワーキングホリデーで訪れる人が減少すると懸念されていた。

野党労働党は「税導入を延期しても、ワーキングホリデービザ保持者はニュージーランドやカナダを好む」として、この動きに否定的だ。また、問題を選挙後に先送りにしているだけだと連邦政府を批判した。

一方で、グリーンズ(緑の党)は選挙の争点となっている週末の時間外賃金割増率について、労働者を守る法の保護を渋っているとして、労働党を批判するテレビ広告を開始した。

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