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生徒から教師への暴力行為が増加 WA

【パース22日AAP】   WA州教育省が行った調査の結果、同州の公立学校で生徒による教師への暴力行為が増加していることがわかった。

今年最初の3か月で同州の公立校で、昨年の同時期と比べて38%増加となる149件の暴力行為が報告された。少なくともこのうち90件は小学生によるものとされる。

州教職員組合のパット・バーン氏は、教師は生徒からの攻撃を恐れずに職場に向かう権利があると述べた。また、州政府の助成金削減によって、非行に走る恐れがある生徒のためのプログラムを中止する学校も出たことが、暴力行為の増加につながったとした。

WA州のコリア教育相は、「学校での誰に対する暴力行為も容認できない」と話した一方、オンラインによる同調査はまだ2年目で、報告の基準値を見極めるには数年要すると述べた。州教育省のシャリン・オニール事務局長も、報告の殆どが低年齢の子どものかんしゃくによるものとしたが、殴る蹴るなど警察への通報が適切と判断される場合には、これを支援するとの見解を示した。

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