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シドニー大学が学部を閉鎖 学生が訴え

【シドニー6日AAP】  シドニー大学が同大学の芸術学部を閉鎖し、NSW州立大学のデザイン・スクールと統合する方針を明らかにしたのを受け、現在、同学部に在籍中の学生60人がこれを不服として訴訟を起こす構えであることが分かった。

シドニー大学は今年6月、ロゼルにあるシドニー・カレッジ・オブ・アーツの閉鎖を突然発表し、在学生700人は来年よりパディントンにあるNSW州立大学のデザイン・スクールに移動することが決まった。一方的な発表に対し一部の学生は、詐欺行為であり消費者法を違反していると不満を訴えている。

生徒をサポートするマクローリン弁護士は、大学との交渉が失敗に終われば、NSW州市民行政裁判所に訴訟を持ち込むとしている。同弁護士は、大学が教育サービス提供者として義務を怠っていると指摘。さらに「同大学には、消費者である学生に対する義務という感覚がない上、経営に関しては何をしても良いと考える土壌があるようだ」と分析した。

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