国際

日豪含む15か国 RCEPに署名

【ACT15日】   オーストラリアや日本など15カ国が15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名した。RCEPは世界貿易の30%を占めることになる。

15か国はオーストラリア、中国、日本、韓国、ニュージーランドおよび東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国から成り、交渉に8年要した。米国が脱退を表明した環太平洋連携協定(TPP)の規模を上回り、加入国間での貿易規定の標準化が焦点となる。

バーミンガム貿易相は「国内農家や輸出事業、サービス輸出部門にとって大きな恩恵となる」と述べ、歓迎した。また、「RCEPを通して中国とパートナーシップが続けられることを歓迎する」「中国政府は証拠を基にオーストラリア製品の輸入判断を行い、国際的な貿易規定を尊重してほしい」と、最近の中国の貿易動向に懸念を示した。

長らく交渉に加わっていたインドは昨年、参加を見送った。バーミンガム氏は「インドとは過去にも自由貿易協定がなく、残念だ」と話した。

米国については、「次期大統領のジョー・バイデン氏は、トランプ現政権ほど保護貿易主義に偏らないことを祈る」と話した。

ソース : abc.net.au- Australia signs Regional Comprehensive Economic Partnership, the world’s largest trade deal

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