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インターネット「遅い!」 苦情が急増

【シドニー17日AAP】  オーストラリア国内で2015年7月からの1年間で、通信業界の監督機関であるオンブズマンに寄せられた苦情のうち、インターネットに関する苦情が22%と急増し、過去5年間で最高を記録したことが分かった。同オンブズマンには固定電話、携帯電話、インターネットに関する苦情が1年間で11万2000件寄せられた。

同オンブズマンのジョディ・ジョーンズ氏によると、通信速度に関する苦情は48%増加しており、「消費者らは、インターネットの通信速度が遅いことが最も大きい問題と考えている」と述べた。また、全国ブロードバンド網(NBN)に関する苦情は2倍以上となり、全体の12%を占めている。

一方、携帯電話に関する苦情は25%以上減少し、過去9年間で最も低い数値となった。ただ、ジョーンズ氏によると、NBNに関する苦情件数の増加はNBNの拡大とは比例しておらず、苦情全体の約3分の1以上は、依然として携帯電話に関するものだという。苦情の内容では、請求書に関するものが最多で、これにカスタマーサービス、サービスの不具合などが続いている。

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