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ワクチンで血栓リスクも「50代以上は接種を」 連邦政府

【キャンベラ16日】   国内で48歳の女性が予防接種後に死亡したことを受け、ポール・ケリー連邦主席医務官は、女性の死因は現在も調査中であるとし、50歳以上に対して「ワクチン接種をキャンセルしないでほしい」と訴えた。

 

現時点で142万人がワクチン接種を受けており、過去24時間の接種者は6万1000人で、 その中の4万人が医療従事者だという。

 

ケリー博士は「我々が認識しているのは、コロナウイルスの感染率は年齢と共に上昇するが、血栓症は減少するということ。特に50歳以上の人に対してはアストラゼネカのワクチンの効果の方が血栓症のリスクよりも高くなる」と説明している。また、「高齢者ケアや病院で働いている場合は、家族やコミュニティーへの感染を予防するためにも重要になる」とその必要性を訴えた。

 

英国では100万人につき4人が、アストラゼネカのワクチンによる血栓症の反応が出ており、オーストラリアでも同様の割合になっているが、予防接種をしていないコロナ感染した人も血栓症になるケースがあるという。同博士は「コロナウイルス自体が血栓症になるリスクを持っており、わずかな確率だがアストラゼネカの予防接種でも同じようなケースがある」と説明した。

 

ソース: news.com.au – Chief medical officer Paul Kelly calls on over 50s to get vaccinated despite clotting concerns

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