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一家拘留に使われた税金 670万ドルに

【QLD9日】  QLD州のビロエラ(Biloela)から2018年にクリスマス島の拘留所へ移送された家族に対し、2019年8月~2021年1月までの18か月間で約670万ドルの税金が使われたことが、オーストラリア国境警備隊(ABF)による報告で明らかになった。

 

スリランカ出身の父母とオーストラリアで生まれた娘2人は両親のビザの期限が切れたことから、19年8月にクリスマス島へ送還された。ただ、3歳の娘が白血病となり血液の感染病の治療で今週、パースの病院へ母親と共に移送されている。母親は連邦政府に対し、QLD州のビロエラへ戻して欲しいと訴えている。

 

一家に対し使われた費用はこれまでに、食費や学費を含む拘留費用が230万ドル、クリスマス島での人件費が210万ドル、移送費用が100万ドルなどとなっている。連邦政府のペイン外務相は一家が米国かニュージーランドへ送還される可能性を示唆していたが、アンドリュース内務相はこの対象が難民のみとなるため一家はこれに該当しないとして可能性を暗に否定した。

 

ソース:news.com.au-Taxpayers spent $6.7m detaining Biloela family between August 2019 and January 2021

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