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違法薬物の個人使用を刑罰枠外に ACT

【ACT10日】  オーストラリア首都特別地域(ACT)は9日、個人的に利用する目的で少量の違法薬物を所持していた場合、これを犯罪行為とみなさないとする新たな法案を可決した。コカイン、スピード、ヘロインなどの薬物を個人利用のために少量所持していた場合、刑事罰には問われず、罰金が科されることになる。

 

法案は昨年、立法議会議員のマイケル・ペターソン労働党議員が提出した質問書に対する提言に基づいたもので、大量の薬物を所持していた人については今後も刑事罰に問われるが、“個人的な所持”の場合は使用者を医療プログラムに参加させるとしている。

 

ACTのレイチェル・スティーブン・スミス保健相は、世界で行われてきた研究と証拠から、薬物使用者を犯罪者とみなしても、薬物使用を減らすことはできないことが分かっていると話した。ACTは2019年、カナビスの個人的な使用を国内で初めて合法化した。

 

ソース:news.com.au-ACT: Canberra decriminalises personal use of illicit drugs

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