政治

メルボ市民6割 オーストラリアデー変更支持

【VIC1日】  VIC州メルボルン市民のうち、建国記念日オーストラリアデーを現在の1月26日から変更すべきと考えている人の割合が、全体の60%に達したことが最新の調査で明らかになった。これを受けて、市議会は今月6日夜に行われる、未来のメルボルン委員会で変更について検討する見通しだ。連邦政府に対し、変更を呼び掛ける可能性もあるという。

調査は、メルボルン市民1,600人を対象に行われた。現在のまま変更しなくても良いと回答した人の割合は31%だったのに対し、今後10年以内に変更すべきと回答した人の割合は59.9%となった。

現在オーストラリアデーに制定されている1月26日は、1788年に初代総督となったアーサー・フィリップ卿がシドニー・コーブに到着した日だ。これを、英国による植民地支配が始まった日と捉え、アボリジニやトレス諸島民にとっては悲しみの日だとして、変更を訴える議論が行われてきた。

メルボルン市のサリー・キャップ市長は、1月26日のオーストラリアデーに関する問題について、“分断的”であり、変更すべきとの声も大きくなってきているとの見方を示していた。市の広報担当者は、5つの先住民族首長に諮問したところ、変更で一致だったと説明した。

 

ソース:news.com.au-Melbourne residents vote for changing date of Australia Day as council considers change

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