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英国チャールズ3世戴冠式 「豪は共和国へ」の声強まる

【ACT7日】   6日に英国でチャールズ3世戴冠式が行われたことを受け、オーストラリア共和国運動のクレイグ・フォスター代表は、英国の君主制から離脱すべきだと述べている。

 

フォスター氏は「国家元首は、わたしたちを実際に代表するべき存在で、わたしたちに忠誠を誓うべき」だとし、アルバニージー連邦首相が「国王に忠誠を誓わなければならない最後の首相」となることを望んでいる。

 

オーストラリアが共和制に移行した場合、チャールズ国王は国家元首ではなくなるが、英国連邦に属していることには変わりはない。共和制への変更は、憲法改正となるため国民投票が必要となる。その後、国家元首選出のため、再度投票が行われることになる。

 

フォスター氏は、昨年9月にエリザベス女王の死去後、憲法上の独立を支持する声は「顕著に高まっている」とし、今回の戴冠式のような「ものものしい」行事は植民地主義の影響があり「この式典には英国連邦の多くの人々にとって問題となる多くの側面がある。ファースト・ネーションなどの先住民族の子孫にとってはこの式典は悲しいものだ」と指摘している。

 

しかし、アルバニージー首相は「オーストラリアが最終的に、将来ある段階で共和国になる可能性はあるが、私の優先事項は憲法に先住民の議会への声を取り込んでいくことであり、今年後半に国民投票を行う予定」とし、共和制への国民投票の優先順位は低いとしている。

 

ソース: news.com.au – Calls intensify for Australia to become a republic following King Charles III’s coronation

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