【NSW17日】 NSW州で、16歳から21歳の若者を対象に、デジタル版の出生証明書を利用できる新しい制度が開始された。オーストラリアでデジタル出生証明書にアクセスできるのは、この年齢層が初めてとなる。
この機能は、州政府の公式アプリのサービスNSWで利用できる「オプトイン方式」で提供され、身分証明書をより簡単に利用できるようにすることを目的としている。なお、国際的なセキュリティ基準を満たす設計になっているという。デジタル版を申請できるのは、NSW州のフォトカードまたは運転免許証を所持している人に限られる。
顧客サービス・デジタル政府担当相のジハード・ディブ氏は、「若者は紙の証明書を持ち歩く代わりに、スマートフォンで安全に出生証明書を携帯できるようになる」と述べた。「仕事や進学のために実家を離れて暮らす若者にとって、資格や免許申請の際に出生証明書が必要になる場面で、すぐに提示できる利便性がある。就職の申請もより簡単になる」と説明している。また「デジタル出生証明書は、最も重要な身分証明書の一つに安全かつ便利にアクセスできる方法であり、個人情報の管理をより主体的に行えるようになる」とした。
サービスNSWマネージングディレクターのグレッグ・ウェルズ氏は、デジタル証明書の利用は完全に任意で、アプリから簡単にダウンロードできると説明した。「出生証明書を紛失する心配は過去のものになる。サービスNSWアプリを使えば、重要書類を一か所に保管できる」と述べた。また、自然災害などで書類が失われた場合にも役立つとしている。実際に災害時には出生証明書などの重要書類を失う人が多く、デジタル版があれば迅速に本人確認を行い行政サービスを利用できるという。
デジタル出生証明書は火曜日から、本人確認や就業に必要な各種資格申請に利用できる。例えば、酒類提供資格のレスポンシブル・サービス・オブ・アルコール(RSA)や、ギャンブル関連資格のレスポンシブル・コンダクト・オブ・ギャンブリング(RCG)などの申請にも使える。
今後は、このデジタル証明書を利用して州政府のさまざまな行政手続きができるよう機能を拡大していく予定だ。さらにNSW州出生・死亡・婚姻登録局とサービスNSWは、企業や学校、クラブ、スポーツ団体などと協力し、このデジタルツールを活用した新しい手続きの可能性を検討していくとしている。
ソース:news.com.au – Birth certificates go digital for Aussies aged between 16 and 21 years in NSW