生活

使い捨てプラスチック容器が禁止に 国内数州で

【QLD2日】   国内で使い捨てプラスチックの使用規制が進む中、将来的にいくつかの州でテイクアウェイ用のプラスチック容器やコーヒーカップなども禁止されることになる。

 

QLD州、SA州、WA州の3州では、程度に差こそあれ使い捨てプラスチックが禁止となり、茎部分がプラスチック製の綿棒が3州で禁止、QLD州とWA州でポリスチレン製のパックのピーナッツ、パーソナルケア製品に含まれるマイクロビーズの販売も禁止となる。

 

また、SA州では、使い捨てのプラスチック皿やボウル、プラスチック製ピザセーバーが禁止、WA州では生分解性プラスチック、テイクアウェイ用のコーヒーカップに使われる発泡ポリスチレン製のカップや生肉や魚介類用のトレイが禁止となる。

 

QLD州では「ヘリウムを充填した風船」の使用も禁止されるほか、厚地プラスチック袋に対するさらなる規制が導入される。リアン・リアード環境・グレートバリアリーフ相は、プラスチック製品の使用は便利な一方でその廃棄量が増大していると言及し「可能な限り廃棄を避け、再利用していく社会を目指しており、プラスチック廃棄物から環境を守ることがいかに大切かというメッセージがコミュニティ内に伝わっているのが嬉しい」と述べた。

 

同州では、容器の払い戻しスキームを導入しており、指定場所に返却すると10セントの払い戻しとなる。同相は「この制度が始まって以来、州内の360以上の返却所に68億個以上の容器が払い戻しされている」としている。

 

国内最大手の小売団体であるオーストラリア小売業協会(ARA)は、プラスチック禁止の動きを支持しており、同協会が最近実施した調査によると、回答者の4分の3が「割高になってもプラスチック禁止を支持する」と回答しているとした。

 

ソース: news.com.au – States to ban plastic takeaway containers and coffee cups, beginning today

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