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需要減り缶詰40%削減 食品加工会社

【VIC6日】  VIC州シェパートンに拠点を置く食品加工業者のSPCグローバルは、国内での需要が減少しているとして生産量を減らす方針を明らかにした。国内のサプライヤーに対し、缶詰用の桃と梨の収穫量をほぼ40%削減すると伝えたもよう。

国内で生活費の高騰が続き、消費者は安価な輸入食品を選ぶ傾向が強まっている。SPCの広報担当者によると、南アフリカや中国など生産コストの安い国から輸入された商品の需要が高まっているという。

一方、果実生産者のコブラム・アンド・ディストリク・フルーツ・グローワーズ(Cobram and District Fruit Growers)の副社長でSPCのサプライヤーであるコーニッシュ氏は、「桃は昨年の1万6,000トン弱から1万トンに、梨は4,000トンに減った」と述べ、今回の減産が自分のビジネスにとってどのような影響をもたらすのか考えていると話した。

コーニッシュ氏はまた、オーストラリアの一般家庭が経済的なプレッシャーにさらされていることは理解しているとした上で、「一部の農家は卸売業者やスーパーマーケットといった生鮮市場に果物を売って生き延びようとしているが、それにより生産者の収益は下がる可能性がある」と危機感を示した。

VIC州の生産者団体フルーツ・グローワーズ・ビクトリア(Fruit Growers Victoria)のサービスマネージャーのクリセラ氏は、「問題なのは、生産者が一度木を抜いてしまうと二度と元に戻らない可能性がある」と述べ、一部の品種が失われることもあると懸念を示した。

一方、大手スーパーマーケットのコールズの広報担当者は、「サプライヤーと緊密に協力し、缶詰商品に占める地元産果実の量を増やすと同時にお客様への供給も維持していきたい」と述べた。

 

ソース:abc.net.au-SPC cuts canned fruit production amid cost-of-living crisis

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