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安価な偽造自動車部品が急増 安全に懸念

【ACT17 日】  オーストラリア国内で、偽物または粗悪な自動車部品が取り付けられた車両が増加していることが、中古車販売プラットフォーム大手のカーマ(Carma)による調査で明らかになった。国内では先週、オンライン大手「テム(Temu)」を通じ、安全性に懸念のある粗悪な自動車部品が販売されていることが発覚したばかり。

カーマの車両オペレーション部長のアコスタ氏は、「偽造品または非正規の低品質部品が取り付けられている事例を複数確認した」と述べ、同社が90分を費やして実施している厳しい検査プロセスの中で、偽造部品を発見したことを明らかにした。

アコスタ氏は、このような事例は今のところ広範囲には及んでいないが、拡大傾向にあるとの懸念を示した。最もよくみられるのは、テールライト、エンジンセンサー、各種電子部品などで、同氏は「これらの部品は正規の製造元から購入すると高額なため、より安価な代替品の需要が高まっており、偽造品の供給が拡大している」と述べた。

カーマが発見した部品の中には、明らかに危険なものもあり、例えばテールライトの一部がオーストラリアの設計企規格(ADR)を満たしておらず、車体に正しく適合していないケースなどがあった。同社によると、こうした非純正部品はすぐに故障するか、作動した直後に明らかな異常を示すことが多いという。

アコスタ氏は、安価な製品はそれに伴うリスクがあると指摘。車両パーツの販売者がオンラインで部品を購入する際、それらのリスクや限界を完全に理解していないケースがあるとしている。カーマ社は、車両パーツを販売するオンラインプラットフォーム、および政府機関の両方に対しより厳格な監視体制を求めている。

 

ソース:news.com.au-Dangerous fake car parts found in Aussie vehicles as cost-cutting fuels risky repairs

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