【ACT13日】 イスラエルがイランに対し「先制的」空爆を行ったことを受け、オーストラリアのアルバニージー政権は「地域のさらなる不安定化」を招くリスクがあると警告し、全ての当事者に「冷静な対応」を呼びかけた。
国連の原子力監視機関(IAEA)は先に、イランの核計画が「完全に平和目的」であるかどうか確認できなかったとして、イランが義務違反をしているとの見解を示していた。イラン政府はこれを否定し、12日には3つ目のウラン濃縮施設の稼働を発表した。一方、イスラエル国防軍(IDF)は13日未明、「イランの核開発を標的として、正確で統合的な先制攻撃を実施した」と公表した。
イスラエル国防軍は、数十機の戦闘機が第一段階の作戦を完了し、イラン各地の核関連施設を含む数十の軍事目標を攻撃したとみられている。また、「イランはかつてないほど核兵器の取得に近づいており、大量破壊兵器がイラン政権の手に渡れば、イスラエルだけでなく世界全体への脅威になる」と強調した。イスラエルのネタニヤフ首相は、「イランによる脅威が排除されるまで、作戦は必要な日数続行する」としている。
連邦政府のペニー・ウォン外相は、イスラエルとイランの間で緊張が高まっていることに深い懸念を抱いているとした上で、「中東のさらなる不安定化を招く恐れがある」と述べた。また、緊張を悪化させるような行動を控えるよう呼びかけた。さらに、中東地域に滞在しているオーストラリア人に対し、「スマートトラベラー」を通じ最新の渡航情報を確認するよう呼びかけている。
米国は、イランの首都テヘランへの空爆が報じられる前日、中東の複数の大使館から退去が可能な職員を避難させている。連邦政府のウォン外相は、米国同様に外交官を退避させるかについて、「国民の安全について深刻に受け止めており、適切な対応をとる」と回答した。
イラン国営メディアによると、複数にわたるウラン濃縮施設への攻撃により、少なくともトップの核科学者2人のほか、イラン革命防衛隊(IRGC)のサラミ司令官が死亡したとみられている。
ソース:news.com.au-Australia urges calm after Israel’s deadly ‘pre-emptive’ strikes on Iran
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