【ACT16日】 イランとイスラエルの対立がエスカレートする中、両国に残されたオーストラリア人数百人が帰国を希望する。今後、国内のガソリン価格上昇も避けられないだろう。
先週末にイスラエルが突如イランの核施設を攻撃し、両国は空域を閉鎖した。イスラエルに残されたオーストラリア人300人、イランの350人が帰国を希望しており、今後増えると予想される。オーストラリアは中東全域で大使館を閉鎖しており、連邦政府は国民の救出を模索する。政府は旅行サイト「スマートトラベラー」で「中東への渡航禁止」を出している。
ウォン外務相は16日、「空域が再開し、安全と考えられた時点で国民の帰国を支援するなど、救出方法をいくつか模索している」と述べた。
先立ってマールズ副首相は「外交職員や国防軍職員を含み、オーストラリア人数千人が残っている」と話した。
イスラエルとイランの交戦は16日も続き、両国で民間人の犠牲を報告している。
オーストラリア国内のガソリン価格に最も影響するブレント原油価格は15日夕方、1バレル77米ドル(118オーストラリア・ドル)に跳ね上がった。攻撃が始まった13日にも8パーセント上昇しており、国内のガソリン価格上昇は避けられない見通しだ。
G7サミットでカナダを訪問中のアルバニージー連邦首相は「原油の蓄えを関し続ける」と話した。アルバニージー首相はサミットに先駆けてカナダのカーニー首相と会談し、中東情勢の懸念を共有した。
ソース:news.com.au – Hundreds of Australians seeking evacuation from Israel, Iran