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シドニー市 家庭用ごみ箱の許可制度を検討

【NSW25日】  シドニー市議会は23日、「ゴミ収集日以外にごみ箱を歩道や縁石の近くなどに放置する場合、許可を得る必要がある」とする新ルールの導入について、全会一致で可決したことが分かった。放置されたごみ箱が悪臭の原因となったり、歩行者や車両の通行をごみ箱が妨げることなどが懸念されていた。

ごみ箱を外へ置く際に許可を得ることを求める新ルールの導入を主導したのはアダム・ウォーリング市議で、問題に対し「体系的かつ効果的」に対応するための方策を、市の最高責任者に調査するよう求めている。

ウォーリング氏は、「テラスハウスなどは玄関がすぐ歩道に面していたり、裏庭がないため、ごみ箱を保管する場所がない」とし、「そのような場合は、歩道や縁石付近などにごみ箱を置く許可を申請できる」と説明した。

提案されている計画では、通りにごみ箱を置くことを許可する「許可制システム」だ。ごみ箱を保管するスペースがない住宅は、「歩道への設置を許可する」という内容のステッカーが交付されるが、そうでない場合は「歩道への設置は不可」という内容のステッカーが交付される。ステッカーにより、住民や市の清掃サービススタッフなどがごみ箱の所有者や設置場所を把握することが可能となるほか、住民の責任意識を高めるきっかけにもなるとしている。

シドニー市議会の管轄区域には、約10万個の家庭用ごみ箱がある。特にアレクサンドリア、サリーヒルズ、ゼットランドの各地区で、ごみ箱が密集している。市議会への意見書では、「短期の賃貸住宅が多い地域で、特に放置されたごみ箱が多い」との指摘があった。

 

ソース:news.com.au-City of Sydney pushing for bin permit stickers

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