【NSW7 日】 航空大手カンタスと旅行用品専門の地元ブランド「July(ジュライ)」は、このほど共同で、世界中のネットワークを使用してスーツケースの追跡を行うことが可能な「カンタス×ジュライ」シリーズを発表した。
「カンタス×ジュライ」シリーズは、機内持ち込みサイズと預け入れサイズの2つのデザインを展開。「カンタス・エディション・バイ・ジュライ(The Qantas Edition by July)」は価格が375ドルで、色はミッドナイトブラック。ハンドルは革を使用し、カンタスのロゴが入ったスタンダードなモデルとなっている。一方、「カンタス・フリークエント・フライヤー・エディション・バイ・ジュライ(The Qantas Frequent Flyer Edition by July)」は価格が424ドルで、ゴールド、プラチナ・プラチナワンの上級会員向けとなっている。
ジュライが開発した追跡テクノロジー「ケースセーフ(CaseSafe)」は、TSAロックシステムに組み込まれており、スーツケースの一部として自然になじむデザインとなっている。ケースセーフは、アップル社の「ファインド・マイ・ネットワーク」、およびグーグル社の「ファインド・マイ・デバイス(ファインド・ハブ)」の両方に対応。世界中の旅行ネットワークを使って、スーツケースを追跡することが可能だ。バッテリーの寿命も国際線のフライトに対応できる長さとなっている。
カンタス航空で最高顧客・デジタル責任者を務めるラリット氏は、「ジュライとのコラボにより、アップル社およびグーグル社のネットワークを使って、出発から到着まで荷物の位置をより正確に把握できるようになる」と述べた。また、オーストラリア渡航申告機能などを導入してアップグレードした、カンタスのアプリとも連動する。
カンタス航空が運営する公式オンラインショップ「カンタス・マーケットプレイス」や、国内のジュライ店舗などで購入可能だ。
ソース:news.com.au-Qantas and July announce new trackable luggage range