【ACT14日】 オーストラリアでは、フルタイム労働者の週当たりの平均収入が前年比4.5%増の2,011ドル40セントとなり、初めて2,000ドルを突破したことが分かった。景気が良く、経済が成長していると受け取られることが多いが、実際の生活は苦しくなっているもようだ。
男女別では、男性の週当たり平均収入は2,106ドル40セント、女性は1,864ドル10セントだった。業種別では鉱業が最も高く、週当たり3,174ドルだった。一方、最も低かったのは宿泊・飲食業で1,459ドルだった。公務員と民間では、公務員が2,167ドル、民間が1,966ドルだった。
ただ、「給料は上がったが、生活は苦しいまま」という状況が続いており、物価上昇が賃金上昇を上回っている。
出費では、家族4人の食費は週当たり215ドルから現在は240ドルまで上昇。住宅費では、シドニーの家賃中央値が週当たり730ドルに達した。また住宅購入では、ストレスなく家を買うために必要な世帯収入は20万3,000ドル、シドニーでは30万ドルが必要となっている。
また、以前は一人の収入で家族を養えていたが、今は共働きでも生活が厳しいという。調査によると45%の人が経済的ストレスを感じており、53%は「過去2年間で経済状況が悪化した」と回答した。
ソース:news.com.au-Australian full-time wages just passed a historic milestone, so why do we all feel broke?
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