【NSW18日】 NSW州で運転免許試験の需要が高まっている。初心者用のラーナー(L)免許保持者は、本試験を受けるのに最長2カ月待たされている。
NSW州で運転免許試験の需要が高まり、都市部のL免許保持者が地方での試験を予約し、地方のL免許保持者がさらに移動して試験を受ける状況になっている。
シドニー西部オランパークのシアン・リンチさん(17)は、「本免許試験の予約画面は6~8週先まで埋まっていた」「落ちたら再予約も難しいと思い、ナーバスになった」と話した。
ゲリー・リベットさんはシドニー南西部で10年近く自動車運転教習官を務める。「公共交通機関が発達していない地域では通勤や通学に車が必要」「仕事で運転免許が必要と脅かされる見習い職人もいる」「ここ数か月、運転免許試験の空き予約を見つけるのは宝くじのようだ」と話した。
通常は1週間以内に試験の予約が取れるが、パンデミック以降待ち時間は最長1カ月半に伸び、現在は6~8週間が普通になった。
昨年、前年比12パーセント増の運転免許試験39万6,000件が行われた。運転免許試験の需要高は、海外の免許を保持する市民および永住者が帰国後3か月以内に国内の試験を受けなければならなくなったことによる。帰国者のおよそ半数が試験に落ち、再予約することでさらに需要が高まる。
サービスNSWは一時的に試験官20人を追加雇用し、シドニー、セントラル・コースト、イラワラ地方の一部試験場を土曜日も営業して対応している。
ソース:abc.net.au – NSW L-platers face lengthy wait times to sit their driving tests amid record-high demand