【NSW24日】 NSW州政府は、1970年代にシドニー東部ウラーラに予定された電車の駅を完成させ、新たに住宅1万棟を建てる計画を発表した。
予定されるウラーラの駅はシドニーCBDからわずか3キロメートル。シティとボンダイ・ジャンクションを結ぶルート間に作られる。50年前に計画されたが、予算が掛かりすぎるとして取りやめになった。駅の建設を完了させ、再区画によって住宅地を増やす。駅周辺の半径800メートルが高層アパートになり、このうち10パーセントは手頃な価格とされる。
ミンズ州首相は24日、「地元住民全員に受け入れられない案と承知しているが、さもなければ、次世代に住居がないと言っているようなものだ」と話した。地域と協議はするが、プロジェクトの廃止はないという。
シドニー西部の電車の利用状況112パーセントに対し、東部はわずか43パーセント。グラハム州交通相は「さらに多くの人が電車を利用する余裕がある」「50年前よりウラーラの人口は減っている」と話した。
スカリー州計画相も先週、「住宅危機を主な理由に、若い人が2倍のペースでシドニーを去っている」と話した。
州野党自由党のスピークマン党首も「深刻な住宅危機に素晴らしい機会をもたらす」と歓迎した。
ソース:news.com.au – Plans to revive ‘ghost’ train station in Sydney’s eastern suburbs