【ACT6日】 アンソニー・アルバニージー首相とパプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相は、オーストラリア軍が同国防衛に関与することを定めた画期的な条約に署名した。
今回の「プクプク条約」によれば、オーストラリアとパプアニューギニアは互いへの攻撃を自国への脅威と認識し、互いの防衛に協力する義務を負う。また、この条約により最大1万人のパプアニューギニア国民がオーストラリア国防軍に参加することが可能となり、両国が第三国との活動・協定・取り決めにより条約の実施能力を損なわないよう保証するが、これは事実上、中国への牽制を意図した表現とみられる。
署名は6日の午前遅く、議会で行われた。アルバニージー首相は先月、ポート・モレスビー訪問時に条約に署名する予定だったが、パプアニューギニアの国家内閣が承認会議を開けなかったため延期となった。当時、アルバニージー首相とマラペ首相は、遅延はなく、手続き上の問題に過ぎないと強調していた。
ソース:news.com.au – Australia, PNG ink historic war pact in Canberra