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ヴァージン、機内持ち込み手荷物の重量制限を引き上げ

【ACT14日】   オーストラリアの大手航空会社ヴァージン・オーストラリアが、機内持ち込み手荷物のルールを大幅に変更する。重量制限は緩和されるが、その代わりに持ち込み可能な個数が減るという。

現在、エコノミークラスの乗客は合計7kgまでの手荷物2個と小さな身の回り品1点の持ち込みが認められている。しかし、2025年2月2日からはこの上限が8kgに引き上げられる一方、持ち込み可能な手荷物は1個に制限される。乗客は引き続き、ハンドバッグやノートパソコンなどの小さな身の回り品を1点持ち込むことができる。

ヴァージン・オーストラリアの最高執行責任者(COO)のクリス・スヌーク氏は、この変更について「社員や乗客からのフィードバックに基づいたもの」だと説明した。「搭乗手続きがよりシンプルで一貫性のあるものになり、機内での体験が向上する。私たちは“あなたの荷物を、あなたの座席の上に”を目指している」とスヌーク氏は述べた。

なお、ビジネスクラス、エコノミーX、または上級会員プログラムのメンバーは、合計14kgまでの手荷物2個と小物1点を持ち込むことができる。サイズ制限はこれまでと同じだ。

オーストラリア国内の航空会社では、7kgが一般的な機内持ち込み手荷物の基準となっている。カンタス航空では、国際線エコノミークラスで7kg1個、国内線では10kg1個または合計14kgまでの2個の持ち込みが認められている。

さらにヴァージン・オーストラリアは、同社のマイレージプログラム「Velocity フリークエントフライヤー」会員は、ポイントを使って猫や犬などの小型ペットを「ペット同伴便」に予約できるようになると発表した。この「ペット搭乗便」は、同社が先月発表したオーストラリア初の試みで、メルボルン〜ゴールドコースト間およびメルボルン〜サンシャインコースト間で10月16日から運航が始まる予定だ。

ソース:news.com.au – Virgin Australia to increase carry-on weight limit, decrease bag allowance

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