【ACT28日】 タイを訪れる予定のオーストラリア人旅行者に対し、タイ全土でシリキット王太后の死去に伴う1年間の服喪期間が始まるとして、今後1年間は一部の行事や活動に影響が出る可能性があると警告が出されている。
シリキット王太后は金曜日に93歳で死去。国民は、長年にわたる王太后の国への献身と貢献を称え、1年間の服喪期間を設ける。タイ国政府観光庁(TAT)は声明で、国としては通常通り運営を続けるものの、今後1年間は国全体が喪に服す雰囲気を反映し、公共イベントやビジネス活動の内容が一部変更される可能性があると発表した。
アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は、全ての政府機関・国営機関・学校で30日間、国旗を半旗に掲揚し、公務員は1年間喪服を着用するよう指示した。また、「国民には追悼と敬意の意を表すため、90日間は黒または落ち着いた色の服を着用するよう推奨する」と述べた。政府はイベントや行事の中止を命じてはいないが、主催者に対しては形式の変更や配慮ある運営を求めている。
また、王宮局は、バンコクのグランド・パレスおよびワット・プラシーラッタナサーサダーラーム(ワット・プラケーオ)を11月8日まで一時閉鎖すると発表した。
一方、スコータイ歴史公園で開催される「ロイクラトン&キャンドル・フェスティバル」は予定通り実施され、毎晩午後9時21分には王太后を追悼するキャンドル点灯式が行われる予定。
タイ国政府観光庁の報道官は、「観光地、交通機関、レストラン、ショップ、イベントなどはすべて通常運営している。観光客には、特に寺院や王室関連施設、政府機関を訪問する際には、敬意をもって服装と行動に配慮していただくようお願いしたい」と呼びかけた。
ソース:news.com.au – Aussie travellers heading to Thailand warned the country will mourn the death of Queen Mother Sirikit for one year