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ウールワース、新配送センターに13億ドル投資

【NSW13日】   スーパーマーケット大手ウールワースは、シドニーに13億豪ドル規模の新たな配送センター2カ所を開設した。ロボットを活用して商品の店舗配送を一層迅速化する一方で、数百人規模の新たな雇用も生み出す。

新たに開設されたのは、西シドニーの地域配送センターと、ムーアバンク物流拠点内の全国配送センターだ。これらの施設は毎週500万箱以上の商品を全国1000店舗以上に出荷する能力を持ち、店舗の棚がより速く補充されることが期待されている。自動化システムにより、商品は店舗レイアウトに合わせて「通路ごとにそのまま並べられる」状態のパレットに積み込まれ、スタッフは以前より効率的に棚を補充できるようになる。

ムーアバンク物流拠点は、ボタニー湾港や鉄道網、シドニーの高速道路に直接接続しており、ウールワース史上最大の単独投資案件となる。センター建設には約1300人の雇用が生まれ、稼働後は2拠点合わせて800人が勤務する予定だ。

ウールワース・グループのアマンダ・バードウェルCEOは、この投資は単なるインフラ整備にとどまらず、顧客と従業員、そして未来の事業力にとって極めて重要だと述べた。「特にクリスマスシーズンに向けて、商品の供給状況や利便性の向上により、顧客の皆様に恩恵がもたらされる。舞台裏では、より強靭なサプライチェーンを実現するとともに、自動化によって重い荷物の取り扱い作業が大幅に削減され、従業員の負担も日々軽減される」と話す。

同拠点は13日、バードウェル氏、インフラ大臣のキャサリン・キング氏、ウールワース・グループのスコット・パーキンス会長によって正式に開所された。

ソース:news.com.au – Woolies’ invests $1.3bn for new distribution centres set to benefit Aussie shoppers

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