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2026年1月から現金受け取りを義務化へ

【ACT16日】   スーパーやガソリンスタンドでの支払い方法をめぐり、オーストラリアでは今後数週間のうちに大きな変化が始まろうとしている。

来年から、オーストラリアの現金に関する法律が大きく変わり、主要小売業者は食料品や燃料の購入において現金支払いを受け入れることが義務付けられる。近年、オーストラリアではカード決済のみを受け付ける店舗が増え、「キャッシュレス社会」への移行が進んできた。この流れは新型コロナウイルスの流行によって加速し、多くの小売業者が現金の取り扱いをやめるようになった。

政府は、2026年1月1日から、食料品や燃料を販売する小売業者に対し、現金での支払いを受け入れることを義務付けると発表。「生活必需品を販売する際に、事業者が現金を受け入れることを義務化する」とジム・チャーマーズ財務相は声明で述べた。「これにより、燃料や食料品の購入に現金を頼っているオーストラリア国民が取り残されることはない」

コールズやウールワースといった大手スーパーマーケットチェーンも、この新法の対象となり、現金を受け入れる必要がある。

この義務化は、オーストラリア準備銀行(RBA)が2022年に、現金取引が全決済のわずか13%にまで減少したと報告したことを背景にしている。2007年には支払いの約70%が現金だったことと比べると大幅な減少となる。ただし、この新たな規定はすべての事業者に適用されるわけではない。

年間売上高が1,000万豪ドル未満の小規模事業者は対象外となるため、地元のカフェやベーカリー、テイクアウト店などは、引き続きカード決済のみとする可能性がある。

ソース:news.com.au – New laws to mandate Aussie supermarkets, servos to accept cash under massive money shake-up from January 2026

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