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自然災害リスク地域に災害支援資金2億ドル

【ACT17日】   労働党は、洪水や火災、サイクロンなどの極端な気象災害の脅威にさらされている地域社会を支援するため、新たに2億豪ドルの連邦資金を投入することを発表した。オーストラリア最大の独立系先住民コミュニティには、サイクロンや極端な気象災害時の対応支援を目的とした1,400万豪ドルのサイクロン避難施設が設置される。

今回の資金投入により、全国で96件のプロジェクトに総額2億ドルが配分され、地域社会の極端な気象災害への回復力を強化する。総額2億ドルの投資のうち、半分以上はインフラ整備プロジェクトに充てられ、建設は直ちに開始される予定だ。承認されたプロジェクトでは、自然災害救援センターの設置、洪水防護インフラの整備、山火事リスクの緩和、自然災害の早期警報システムなど、多岐にわたる災害対策が実施される。

QLD州沖のパーム島では、サイクロンや暴風雨のリスクが高い地域に、800人収容可能なサイクロン避難所兼避難センターが建設される。パーム島以外では、SA州タウンズヴェール・エステートの保護のための160万豪ドルのインフラ整備、NSW州セントラル地域ナランドラの排水設備改修に1,410万豪ドル、北WA州での極端な山火事リスク緩和のためカラジャリ・レンジャーの能力向上に89万5,000豪ドルが投入される。

今回の発表は、政府の災害対応・リスク軽減施策「Disaster Ready Fund(DRF)」による1億豪ドル規模の支援の第3回目にあたる。これまでの2回の資金投入では、350以上のプロジェクトに約4億豪ドルが配分されている。部門によると、これらのプロジェクトのほぼ半数は建設前または施工段階にあり、43件はすでに完成間近か完了している。

クリスティ・マクベイン緊急管理大臣は、「オーストラリアは毎年、洪水や山火事、サイクロンの影響を受けており、そのためアルバニージー政権はDRFを設立し、5年間で最大10億豪ドルを提供している」と述べた。「第3回の資金投入は、全国すべての538自治体に恩恵をもたらす。パーム島のサイクロン避難施設から、ロンセストンの洪水対策計画まで幅広く対応する。今回の投入により、DRFを通じたオーストラリアの災害回復力向上への投資額は6億豪ドルとなり、多くのプロジェクト関係者に資金の共同提供に感謝したい」と語った。

ソース:news.com.au – Labor announces $200 million disaster relief funding for communities vulnerable to severe weather events

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