【NSW25日】 16歳から21歳の人々は、2026年3月からオンラインで出生証明書を申請できるようになる。これは導入の第一段階にあたる。
NSW州デジタル・カスタマーサービス担当大臣のジハード・ディブ氏は、この導入により本人確認がより安全かつ簡単になると述べた。「これにより本人確認が容易になるだけでなく、情報が保護され、より良い同意とプライバシー管理を通じて個人データを自分でコントロールできるようになる」とディブ氏は説明した。
デジタル出生証明書により、いつでもどこでも重要な書類にアクセスでき、紙の証明書を安全に保管する必要がなくなる。デジタル証明書の利用は任意で、NSW州で生まれ、写真付きカードやNSW州の運転免許証を持つ居住者に限られる。
はじめは、Service NSWセンターでの一部の政府手続き(例:アルコール提供責任カードやギャンブル責任運営カードの申請)にのみ利用可能となる。Service NSWとNSW州戸籍局は、将来的に政府、企業、学校、クラブ、スポーツ団体などで幅広く利用できるよう、業界リーダーと協議している。
NSW州政府は2024年に、一部の幼児教育センターやVision Australiaの利用者を対象にデジタル出生証明書の試験導入を行った。専用アプリには1400人以上が登録し、主に若者向けに提供された。なお、NSW州ではデジタル運転免許証が2019年10月に州全域で導入されており、オーストラリアではSA州に次いで2番目となる。
ソース:news.com.au – NSW to introduce digital birth certificates for people aged 16 to 21