【NSW5日】 カンタス航空が保有する最後の超大型旅客機A380が、ほぼ6年間の保管期間を経て再び空へ戻り、オーストラリア人にとって重要な米国路線でのデイリー運航を再開する。
カンタスの最後となるA380は、約6年の保管期間を終え、同社のシドニー〜ダラス路線において毎日運航する体制を可能にする。カンタス・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)であるカム・ウォレス氏によると、世界中のエンジニアチームが連携し、運航再開のために10万時間以上に及ぶ作業を完了したと説明する。
この航空機はクリスマス期間中は予備機として運用され、1月1日からはシドニー〜ダラス路線におけるデイリー運航を実現する。カンタスは、A380の再整備によって国際線の供給量が拡大し、アメリカン航空とのパートナーシップを通じて米国230都市へのワンストップ接続が可能になると説明している。「最後のA380が復帰したことで、ダラス、シンガポール、ヨハネスブルグといった人気の長距離路線に、より多くの座席を提供できるようになる」とウォレス氏は述べた。
カンタスの105年の歴史で最大規模となる整備点検では、ファーストクラスキャビンやアッパーデッキラウンジの改装、ビジネスクラスおよびプレミアムエコノミーの座席増設を含む、客室の全面刷新と再配置が行われた。
「昨年は当社の超大型機が国際線ネットワークで100万人以上を輸送した。この機体が今日オーストラリアに着陸すると、最後に母国の地を踏んでから約2,000日ぶりということになる。再び空へ戻せることを誇りに思う」とウォレス氏は語った。
ソース:news.com.au – ‘No small feat’: Qantas’ final superjumbo returns to international flights