【NSW22日】 シドニーで最も大切にされているショッピングセンターの一つ、クイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)の象徴的なステンドグラスの窓が、所有者が交換計画をひそかに撤回したことで、今後も残されることになった。
QVBの色鮮やかなステンドグラスを透明ガラスに変更する申請が所有者によって取り下げられ、地域社会からの強い反発がこの象徴的な窓を守る結果となった。所有者であるビシニティ・センターズは当初、12月にシドニー市へ計画申請を提出し、多色ガラスは「オーナーにとって大きな経済的負担となり、空間の魅力や価値を下げている」と説明していた。
しかし、この申請はすぐに市民の怒りを招いた。市民からは計画を却下するよう、市議会へ意見が寄せられた。オンライン上でもこの提案は「言語道断」「本当に悲しい」と強く批判された。
ビシニティの広報担当者はニュース・ワイヤーへの声明で、地域社会の声に「慎重に耳を傾けた結果」、QVBが「将来の世代にわたって称えられ、守られ、楽しまれるようにするため」、申請を撤回することを決めたと述べた。「多くの人々がこの大切な象徴的建物に強い愛着を持ち、その歴史的価値が重視されていることを認識している」と担当者は語った。さらに、「責任ある管理者として、こうした意見を真摯に受け止め、QVBの文化遺産を守ることに引き続き尽力する」と付け加えた。
この物議を醸した計画の撤回について、シドニー市のクローバー・ムーア市長は歓迎の意を示し、ビシニティが「地域社会の声に耳を傾け、QVBの本来の構想を尊重し続ける」ことを喜ばしく思うと述べた。「ここは私たちの街にとって、最も重要で大切にされている文化遺産建築の一つ。周囲の街並みが変化しても、この建物は大胆で重要な公共インフラとして存在し続け、建築史と文化的基盤の両方において欠かせない存在だ」とムーア市長は語った。
QVBは建築家ジョージ・マクレーによって設計され、色付きガラスのパネルは1980年代に、元のステンドグラスを生かした形で再建・補修されたものだ。
ソース:news.com.au – Sydney QVB’s stain-glass windows saved as owners scraps plans following community backlash