【ACT29日】 オーストラリアの天文学者らが、地球から150光年離れた場所に、生命が存在できる可能性のある「地球型」惑星を発見した。ただし、その環境条件には注意点もあるという。
発見された候補天体は「HD 137010 b」と名付けられ、地球とほぼ同じ大きさで、公転周期も地球とよく似ており、1年は355日とされている。この惑星は地球とほぼ同じ距離で恒星の周りを回っているが、受け取る光の量は地球より約70%少なく、そのため地球よりやや「冷たい」環境とみられている。表面温度は場所によってはマイナス70度以下に達すると推定されており、気候は地球というより火星に近い可能性がある。
この発見は、サザン・クイーンズランド大学のアレクサンダー・ヴェナー博士が率いる国際研究チームによるもので、NASAの2017年のケプラー宇宙望遠鏡拡張ミッション「K2」のデータが使用された。研究者らは、この惑星が「ハビタブルゾーン(居住可能領域)の外縁付近」に位置しており、条件次第では液体の水が存在できる可能性があると述べている。
研究成果は29日に学術誌『アストロフィジカルジャーナル』に掲載された。論文では「太陽に似た恒星の前を通過し、地球と同程度の半径と公転特性を持つ惑星候補として、詳細な追跡観測が可能なほど明るい恒星の周りで見つかったのは初めてだ」とされている。
主任研究者のヴェナー博士は、この惑星が居住可能である確率は50%程度だとした。なお、この惑星は恒星の前を通過する様子が一度しか観測されていないため、正式には「惑星候補」とされている。今後の追跡観測により、HD 137010 bが実在する惑星であるかどうかが確認される予定だ。
ソース:news.com.au – Australian astronomers discover potentially habitable ‘Earth-like’ planet 150 light years away