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豪沖ハード島でH5型鳥インフルエンザを検出

【ACT17日】  オーストラリアの遠隔領土で鳥インフルエンザが検出されたことを受け、病原性の高い感染症の発生に備えるよう警告が出されている。

高病原性のH5型鳥インフルエンザが、亜南極に位置するオーストラリア領の野生動物の複数種から検出された。連邦大臣は、潜在的な流行に備えるためオーストラリアは「引き続き注視し、準備を進める必要がある」と警告している。鳥インフルエンザは主に鳥に感染するが、哺乳類にも感染する可能性があり、もしオーストラリア本土に侵入すれば畜産業に脅威をもたらすおそれがある。

今年2月、この病気はパースの南西約4000km、南極の北約1700kmに位置する非常に遠隔地のハード島に生息する動物から確認された。これは、昨年11月にミナミゾウアザラシから同ウイルスが検出されたことに続くものだ。オーストラリア南極プログラムの科学者らは、CSIROのオーストラリア疾病準備センターで、ミナミゾウアザラシ、オットセイ、ジェンツーペンギンなどの種を検査した結果、この発見に至った。

これらのサンプルは、砕氷船RSVヌイナによるハード島への第2次航海の一環として収集され、2月3日にホバートへ帰港した。これらの検体に加え、帰還する旅行者や貨物、機材、衣類に対しても厳格なバイオセキュリティ対策が講じられ、潜在的なリスクが適切に管理された。

科学者らは今回の結果について、直接接触や共通の環境を通じた拡散など、H5型鳥インフルエンザの広がり方に関する既存の知見と一致しており、驚きはないとしている。世界的に流行が続く中でも、オーストラリア本土では現在のところH5型鳥インフルエンザは確認されていない。

農業・漁業・林業担当のジュリー・コリンズ大臣は「バイオセキュリティは共有の責任であり、オーストラリアの成功は政府、産業界、地域社会、そして個人の緊密な協力にかかっている」と述べた。また、「政府はH5型鳥インフルエンザの脅威を深刻に受け止めており、そのため1億ドル以上を投資して備えの強化と国家的な対応能力の向上を進めている」と説明した。

マレー・ワット環境大臣も、鳥インフルエンザの世界的な拡散を監視する最前線にいるオーストラリアの科学者たちを評価した。同氏は「南極、南大洋、亜南極地域で研究を行う研究者たちは、家族や友人と何週間、何か月も離れ、厳しい環境の中で活動している」と語った。さらに「アルバニージー政権は、絶滅危惧種や生物多様性を守り、自然界で最もリスクの高い種の回復力を高めるため、オーストラリア全土で進められている緊急の取り組みを引き続き支援し、優先していく」と述べた。

ソース:news.com.au – Heard Island: H5 bird flu detected in animals 4000km off Australian coast

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