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脅威の多様化を受け国家警報システムを刷新へ

【ACT26日】   脅威環境がますます複雑化する中、アルバニージー政権はオーストラリアの国家警報システムの大幅な見直しを進めている。7月27日には、全国初となる新たな緊急警報システム「AusAlert」のテストとして、国内ほぼすべての携帯電話からアラーム音が鳴り、画面には閉じることのできない警報が表示される予定だ。

表示されるメッセージは次の通り。

「これはオーストラリアの新しい緊急警報システム『AusAlert』のテスト警報です。対応は不要です。実際の緊急事態では、警報の指示に従い、ご自身と周囲の人の安全を確保してください。詳細はwww.ausalert.gov.auをご確認ください。本メッセージはオーストラリア政府により承認されています。」

この全国テストに先立ち、6月には各州・準州で段階的な対象テストが実施される。

クリスティ・マクベイン緊急事態管理相は26日、これらのテストは「技術が想定通りに機能することを確認し」「実際の緊急時にAusAlertが必要となる前に地域社会の認知を高める」ために極めて重要だと述べた。また同相は、「このプロジェクトは、人々が危険にさらされている際に政府や緊急サービス機関が警告を発するのを可能にし、災害時の人命救助や財産保護につながる重要な取り組みだ。これは国家自然災害対応に関する王立委員会の主要な提言の一つを実現するものでもある」と説明した。

このシステムは今年10月までに本格稼働する見込みで、対応する端末すべてに数秒以内で警報を送信できる機能を備える予定だ。これにより、従来のSMSベースのシステムよりも大幅に高速かつ信頼性の高い通知が可能になる。ただし、できるだけ多くの人に危険情報を届けるため、テキストメッセージも引き続き併用される。

AusAlertには「優先(priority)」と「重大(critical)」の2種類の警報区分がある。「優先」警報は注意喚起や行動準備を目的としており、利用者は受信をオプトアウトできる。一方で、「重大」警報は無効化できない。重大警報は生命に差し迫った危険がある場合に発信され、最小半径160mという非常に限定的な範囲にもピンポイントで配信できる。

このシステムは、自然災害、公共の安全や治安上の脅威、バイオセキュリティ事案、保健上の緊急事態など、幅広い状況での活用が想定されている。

ソース:news.com.au – Labor overhauls national warning system amid heightened threats

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