政治

AUSとNZ「最も危険な時代」に新たな防衛協力体制へ

【ACT17日】   オーストラリアとニュージーランドの主要閣僚は、中東情勢の緊迫化などを背景に「これまでで最も危険な時代」にあるとして、防衛協力を一層強化する方針を打ち出した。

オーストラリアのリチャード・マールズ国防相とペニー・ウォン外相は、ニュージーランド側の閣僚をキャンベラに迎え、年次会合ANZMINを開催。会談後、両国は防衛面での連携強化を約束した。マールズ国防相は会見で、複数の地域で紛争が続く中、両国の関係は「極めて重要だ」と強調。「中東の紛争や不安定な世界情勢を踏まえると、国家のコミュニティとして互いに緊密に連携することが不可欠だ」と述べた。また、両国軍の協力強化に向けて「戦力態勢ワーキンググループ」を設置することも発表。共同での作戦行動や即応体制(レディネス)、さらには軍事備蓄などの分野で協力を深めるとしている。

ニュージーランドのウィンストン・ピーターズ外相も、今回の会談は今後の課題に対応するために「極めて重要」だと評価。「より平和で安定し、繁栄する世界に向けて協力していく」と述べた。中東情勢については「できるだけ早期に危機が終結することを望む」とし、領事対応や経済・貿易への影響などについてオーストラリアと緊密に連携していると説明した。さらに、インド太平洋地域の不安定化にも懸念が示され、中国の軍事活動が両国に安全保障上の不安をもたらしていると指摘。近年、中国はオーストラリア周辺での実弾演習や航空機への接近、台湾侵攻を想定した演習などを行っているとされる。

ウォン外相は「太平洋地域において、両国のパートナーシップほど重要なものはない」と述べ、安定した地域の実現に向けた協力の重要性を強調した。最後にニュージーランドの国防相は「これまでで最も危険な時代に生きている」と述べ、「信頼できる友好国の存在が非常に重要だ」と訴えた。

ソース:news.com.au – Australia, New Zealand to form new defence group amid ‘most dangerous time’ as Iran, China threats loom

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