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45年勤務の母に“ピンと花束” 息子が銀行を批判

【ACT9日】   オーストラリア大手銀行の一つで約50年近く勤務した母親に贈られた記念品について、息子が「ひどすぎる」と批判し、話題となっている。

TikTokで発信するニックさんは、母親がコモンウェルス銀行に45年間勤務してきたことを明かし、その長年の貢献に対する扱いに不満を示した。動画の中でニックさんは、「母は人生の3分の2以上を銀行で働いてきた。45年だ。もらったのは何だと思う? 時計でもジュエリーでも、ディナーでもない。花束と“45年”と書かれたピンだけだ」と述べた。さらに、「結局、私たちはシステムの中の数字にすぎないという教訓だ。それに早く気づいた方がいい」と訴えた。

この投稿には賛否両論の反応が寄せられた。評価の言葉だけで十分だとする声もあったが、多くは驚きや怒りを示した。「これは本当にひどい。銀行なのに、45年も働いた人にそれだけ?」というコメントや、「父も大企業で45年働いたが映画のチケット2枚だけだった」といった共感の声も見られた。また、「父は50年間一度も病欠せず働いたのに、もらったのは空のウイスキーデキャンタだった。しかも父は酒を飲まない」という投稿もあった。

これに対し、コモンウェルス銀行は木曜日の声明で、長期勤続者向けの表彰制度があると説明。「個別の事例についてはコメントできないが、当行には勤続年数を祝うための制度がある」とした上で、45年などの節目では、上司によるメールでの表彰や、ティータイム、ランチ・ディナー、花束などの形で祝うことがあるとした。

さらに、10年、20年、30年、40年の節目では金銭的価値を持つポイントが付与され、40年勤務の場合は4000ポイント(約4000豪ドル相当)が支給されるという。また、勤続年数に応じて着用用のピンが配布され、ポイントは提携企業での商品やサービス、旅行などの割引に利用できるとしている。なお、同行は2月に発表した半期決算で54億ドルの利益を計上。前年同期比で現金利益は6%増、純利益は5%増となった。

最高経営責任者のマット・コーミン氏は当時、堅調な雇用市場や(最近までの)金利低下が借り手に一定の安心感を与え、銀行の信用状況も改善したと説明していた。また、個人消費の増加やAI、エネルギーインフラへの投資拡大が経済成長を後押しした一方で、「供給側の制約により需要に追いついていない」とし、インフレが長期化し金利上昇圧力が続く可能性を指摘している。

ソース:news.com.au – ‘Pathetic’: Son slams Commonwealth Bank for gifting mum marked pin, flowers after 45 years of employment

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