【ACT14日】 オーストラリアは、ホルムズ海峡の再開に向けた重要な一歩を検討するため、約40か国による国際協議に参加する。
パット・コンロイ国防産業相によると、オーストラリアは他国とともに、同海峡における防衛的な海軍ミッションの可能性について議論に加わる予定だ。ホルムズ海峡は、2月28日にアメリカとイスラエルがイランを攻撃した後、テヘラン側によって事実上封鎖された。この影響で中東からの原油輸送が混乱し、世界のエネルギー市場に大きな衝撃が広がっている。
今回の協議は、イギリスとフランスが主催するもので、キア・スターマー首相が4月初旬に初回会合を実施している。エマニュエル・マクロン大統領は、このミッションについて「多国間による平和的な取り組み」であり、「航行の自由の回復」を目的とすると説明した。また「この任務は厳格に防衛的なものであり、紛争当事者とは切り離され、状況が整い次第速やかに展開されることを目指す」と述べた。
コンロイ国防産業相は、オーストラリアがこの国際会議に参加することを正式に認め、「外交的手段による海峡の再開を強く望んでいる」と語った。また、緊張緩和の必要性を改めて強調し、現在の2週間の停戦が継続することを期待しているとした。さらに、「アメリカは戦略目標を達成したと考えられるため、今後は外交的解決を後押しすべきだ」との見解を示した。
一方で、オーストラリアが実際に軍事的資産を派遣するかどうかについては、「現時点で要請はなく、仮定の話には踏み込まない」と明言を避けた。今回の会議参加は、あくまで外交的努力を強化する姿勢を示すものであり、軍事的関与を意味するものではないとしている。
その後、ドナルド・トランプ氏は、アメリカによる海峡およびイラン沿岸の海上封鎖が開始されたと発表。これに対しイランは、自国の安全が脅かされればペルシャ湾内の港も無傷では済まないと警告した。この緊張の高まりは、イスラマバードが仲介した週末の和平交渉が決裂したことを受けたもので、停戦発表後に一時下落していた原油価格も再び1バレル100ドルを超える水準に上昇している。
リチャード・マールズ副首相は、アメリカの封鎖措置への支持については明言を避け、「最終的にホルムズ海峡が再開されることを支持している点ではアメリカと一致している」と述べた。さらに「オーストラリアは各国と連携し、どのように貢献できるかを検討している」としたうえで、「ただしすべては状況次第であり、現時点では不確実性が非常に高い」と強調した。また「停戦の行方や現地の状況を見極める必要があり、それによって今後の対応が決まる」と述べた。
ソース:news.com.au – Australia to join 40 countries in talks about deploying naval coalition to the Strait of Hormuz