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シドニーの夏、約50日長期化

【NSW15日】   シドニーの夏は年々暑く、そして長くなっていることが新たな研究で明らかになった。過去30年で、夏の期間は約50日も延びているという。

ブリティッシュコロンビア大学の研究チームは、シドニーのほか、ミネアポリス、東京、サンクトペテルブルク、パリ、トロント、レイキャビクなど、熱帯から極地までの10か国の気象データを分析した。その結果、夏はより高温化し、期間も長期化していることが判明。特にシドニーは、夏の日数の増加が最も大きい都市だった。

この研究では、従来の暦ではなく、気温が季節基準を満たすかどうかで「夏」を定義している。1990年から2013年の間で、平均的な夏の期間は10年ごとに約6日ずつ延びていた。しかしシドニーは突出しており、1990年には約80日だった夏が、現在では約130日まで拡大している。

主任研究者のテッド・スコット氏は、NSW州の州都シドニーを「最も劇的に変化している場所の一つ」と述べた。「別の見方をすれば、この20年でシドニーの夏は平均して丸1か月分延びていることになる。このデータは2023年までのものなので、今後も同じ傾向が続くかは断定できないが、方向性は明らかだ」とした。

スコット氏は、子ども時代を過ごしたミネアポリスでは夏がもっと短かったという感覚から、この研究を着想したという。「体感として夏が長くなっている気がするし、春や秋の中間の季節が急速に消えているように感じる。夏も以前よりずっと強烈になっているように思えた。その感覚を検証したかった」と語った。ミネアポリスもシドニーに次いで夏の増加が大きく、1990年以降、10年ごとに約9日ずつ夏の日数が増えている。

今回の結果は、「季節の通常サイクルに対する認識を覆すものだ」と同氏は指摘する。「夏がいつ始まり、どれほど早く訪れるかは、植物や動物の生態、人間社会の行動パターンにも影響を与える」と述べた。さらに研究では、夏が長く暑くなるだけでなく、季節の移り変わりが急激になっていることも判明した。

「こうした変化は、さまざまなシステムに大きな混乱をもたらす可能性がある」と警告する。また、急激な気温上昇により、人々が暑さへの備えを十分にできないリスクもあると指摘した。

ソース:news.com.au – NSW pharmacists can now prescribe contraceptive pill in major healthcare shake-up

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