【ACT20日】 オーストラリアで献血の対象が拡大され、LGBTQIA+コミュニティの人々も新たに含まれることになった。これにより、年間最大2万件の献血増加が見込まれている。
これまで制限されていたゲイやバイセクシュアルの男性、トランスジェンダーの人々も、オーストラリア赤十字社を通じて安全に献血できるようになる。
月曜日から、オーストラリア赤十字社は献血前の問診内容を変更し、男性に対して「過去3か月以内に男性と性行為をしたかどうか」を尋ねる質問を廃止した。同団体のCEO、スティーブン・コーネリッセン氏は、この変更について「包摂性における大きな節目だ」と評価した。「政府やLGBTQIA+支援団体、地域社会と協力しながら、長年にわたり取り組んできた成果です」と述べた。
今回の変更により、長期的に一夫一婦関係にあるゲイやバイセクシュアルの男性、トランスジェンダーの人々が献血可能となる。
この動きは、昨年7月にLGBTQIA+コミュニティやセックスワーカーが安全に血漿を提供できるようになった制度変更に続くものだ。この際は約3000人の新規ドナーが加わり、約1万件の献血が実現した。今回の問診変更により、年間で最大2万件の献血増加が見込まれている。
安全性についても引き続き重視されている。ライフブラッドの広報担当ジェマ・フォルケンマイア氏は、「この変更は長年の研究と、多くの機関との協力の成果」と説明した。また、治療用製品管理局や政府との連携のもとで進められたもので、「データにより安全性が確認されたことが変更の決め手となった」と述べた。オーストラリアでは過去5年間でHIVの新規感染が減少しており、これが制度見直しの転機となったという。
献血は公式ウェブサイト www.lifeblood.com.au または電話 13 14 95 で申し込みが可能となっている。
ソース:news.com.au – Blood donation eligibility expands across Australia to include LGBTQIA+ donors