【ACT21日】 格安航空会社のジェットスターは、燃料費の高騰を受けてニュージーランド路線の便数を12%削減することが明らかになった。国内路線の削減幅が2.7%にとどまる中で、海外路線への影響がより大きくなっている。
今回の減便は、オーストラリア国内を移動する人よりも、ニュージーランドを行き来する利用者に大きな影響を与える見込みで、タスマン海をまたぐ路線では相対的に4倍の規模で便数が削減される。
先週、ASXへの発表を受け、ジェットスターと親会社のカンタスは、ジェット燃料価格の急騰に対応するため、今後数か月間の運航便数を抑制せざるを得なくなった。航空業界専門メディアの分析によると、ジェットスターは5月18日から6月30日までの期間に、オーストラリア国内便を2.7%削減し、1万237便に減らす。一方、同期間のニュージーランド国内便は12%減の1564便となる。また、カンタスも同じ期間に3.6%の減便を行うと報じられている。
ジェットスターのタスマン横断路線はゴールドコーストを拠点としており、オークランド便とクライストチャーチ便で最も大きな削減が予定されている。国内路線では、ゴールドコースト〜ダーウィン線の再開が当初の6月17日から10月に延期されたほか、シドニー〜西オーストラリア州バッセルトン線も6月1日から9月21日まで運休となる。
オーストラリア国内では、6月30日までの7週間において、多くの路線で削減は5便未満にとどまっている。ニュージーランド国内では、オークランド〜クライストチャーチ便が55便削減(310便に減少)、オークランド〜ウェリントン便も53便減(142便に減少)となる。
カンタスでは、ブリスベン〜メルボルン間で43便、逆方向で31便が運休。さらにメルボルン〜アデレードが23便、パース〜シドニーが27便、シドニー〜ブリスベンが50便、シドニー〜メルボルンが76便削減される。ジェット燃料価格は、特にアジア・オセアニア地域向けで急騰しており、その背景には約7週間前から実質的に封鎖されているホルムズ湾の影響がある。
カンタスは先週の発表で、今会計年度後半の燃料費が6億〜8億豪ドル増加する見込みだと明らかにした。航空券価格の上昇により、1キロあたりの収益は増加しているものの、この大幅なコスト増が経営に重くのしかかっている。