【ACT22日】 マーク・バトラー保健・高齢者ケア・NDIS担当相は、全国障害保険制度(NDIS)の大幅な改革を発表する演説の中で、高齢者ケアの自己負担金を廃止する方針を明らかにする見通しだ。シャワー介助、着替え、排泄ケアなどの高齢者向けサービスにかかる自己負担は、10月1日から廃止される。
サム・レイ高齢者ケア相は、この変更により高齢者への支援が強化されると述べた。アルバニージー政権が進める「在宅支援」プログラムの改定により、10月1日以降、高齢のオーストラリア人はこれらのサービスに対して自己負担を支払う必要がなくなる。連邦予算の一環として、これらの基本的なケアサービスは制度内の「医療的ケア」カテゴリーに移される。
レイ氏は「入浴、着替え、排泄ケアはぜいたくではなく、尊厳ある老後を送るための基本だ。費用のために利用できない人がいてはならない」と述べ、「高齢者や家族、事業者の声を受けて対応した」と説明した。バトラー氏は同日、ナショナル・プレス・クラブでの演説で、高齢者ケア改革の詳細とともにNDISの大規模な見直しについても発表するとみられている。
NDISは2013年に労働党政権下で導入された制度で、障害のある人々を支援するために税金で運営されている。現在の年間費用は約500億豪ドルで、今後10年で1000億豪ドル規模に拡大する見込みだ。国民党のブリジット・マッケンジー議員は、制度を持続可能にし、重度かつ永続的な障害を持つ人々に必要なサービスを確実に提供するため、政府と協力する姿勢を示した。
一方、労働党のジョシュ・バーンズ議員は、制度改革は避けられないと強調。「NDISは重度で永続的な障害を持つ人のための制度であり、将来にわたって維持される必要がある」と語った。さらに、「何もしなければ、NDISは政府最大かつ最も高額なプログラムとなり、持続不可能になる」と警告した。
増大するNDISの費用は、連邦政府の支出抑制に向けた重要な焦点となっており、ジム・チャルマーズ財務相も、この制度について「全面的に支持しているが、予算編成前の重要な検討課題の一つだ」と述べている。
ソース:news.com.au – Mark Butler to announce scrapping of aged-care co-payments alongside NDIS reforms