【ACT17日】 オーストラリアの大手通信会社による携帯プランの料金が18日から再び値上げされ、インフレ率の3倍以上となる負担増が利用者にのしかかっている。
大手通信3社による「二重値上げ」が19日に出そろい、分析によると、同じ回線を使いながら年間456豪ドルの節約が可能であることが分かった。
4月のボーダフォン、5月初旬のテルストラに続き、18日にはオプタスの後払いプランが月額5豪ドル値上げされた。最安プランは月額60豪ドルとなり、データ容量は10GB増えて80GBとなった。過去12か月での2回の値上げを合わせると、最安プラン利用者の負担は15.4%増加しており、インフレ率(4.6%)を大きく上回っている。
料金比較サイトのキャンスターによると、通常は通信会社は年1回程度の値上げにとどまるが、テルストラとオプタスは1年未満で2回の値上げを実施した。キャンスターの公益サービス担当編集者タラ・ドネリー氏は、「今回のオプタスの値上げで大手3社すべての値上げが出そろい、一部の顧客にとっては1年未満で2回目の値上げとなった」と指摘した。また、「安い通信会社は通信品質が劣るという“神話”が依然として残っており、多くのオーストラリア人が必要以上に高い料金を支払っている」と述べた。
キャンスターの分析では、オプタス・テルストラ・ボーダフォンから、同じネットワークを利用する格安プロバイダーに乗り換えることで、月50GB以上のプランでも年間456豪ドルの節約が可能だとしている。ドネリー氏は、「家計が圧迫されている今こそ、自分のプランを見直し、払い過ぎていないか確認することが重要だ」と強調した。
さらに、「小規模事業者も大手と同じインフラを利用しており、通信エリアは同等、あるいはテルストラの卸回線ではほぼ同じカバー率だ」と説明した。また、「多くの人が実際の使用量以上のデータ容量にお金を払っている。モバイル料金はデータ容量が大きく影響するため、より少ないデータプランを選ぶだけでも毎月の節約につながる」と述べた。
今回のオプタスの値上げでは月額5豪ドル増となる一方、データ容量も増加している。消費者監視機関の調査によると、オーストラリア人の平均データ使用量は月14.5GBで、キャンスターの調査では57%の人が20GB以上のプランを契約している。
なお、オプタスは年間約14億豪ドルをモバイルネットワークの維持・強化に投資しており、過去1年だけで679か所の新たな5G基地局を設置している。
ソース:news.com.au – Telco price hikes: How to save $456 a year from Optus, Telstra and Vodafone