【NSW3日】 NSW州は、ニューカッスル北部で鳥インフルエンザ(H5型)の疑い例が確認されたと発表し、複数の州に影響が広がっている。
WA州やSA州で最近陽性例が報告される中、NSW州でも新たに疑い例が確認された。州政府は、ニューカッスル北部ホークスネストで発見されたオオフルマカモメ(ジャイアント・ペトレル)が鳥インフルに感染している可能性について調査している。初期検査はエリザベス・マッカーサー農業研究所の検査室で実施された。
今回の結果は、NSW州で野生の渡り海鳥がH5型の疑い陽性となった初の事例となる。さらなる検査のため、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)に送られる予定。
記者会見でNSW州のタラ・モリアーティ農業担当は、この鳥が野生であり、体調が悪そうな様子を見た一般市民によって発見されたと説明した。CSIROによる検査結果は4日に判明する見込み。
NSW州のジョー・クーム主任獣医官は、この鳥が「高病原性」のH5型かどうかを確認するための検査だと述べた。「野生の鳥の間で循環している低病原性の型もあり、それらは影響を及ぼさない」とし、「これまでの監視では低病原性は確認されているが、高病原性は確認されていない」と説明した。
6月初旬以降、少なくとも5羽の鳥で鳥インフル感染が確認されており、その大半はWA州での事例。今週VIC州で見つかった死んだ鳥は陰性だった。これらの鳥は、亜南極および南極地域からの渡りルートを経てオーストラリアに到達したとみられている。
ただしクーム氏は、今回のNSW州のケースのように陸地にたどり着くのは「異例」だと指摘。気象庁が連邦政府と連携して分析した結果、気象条件の影響で進路がずれ、本来よりもオーストラリア沿岸に近づいた可能性があるという。また、H5ワクチンについては「自然保護の専門家が必要と判断した場合に限り」、絶滅危惧種向けに使用される可能性があると述べた。
モリアーティ氏は、現時点で家禽産業への影響は確認されていないと強調した。「卵を買い占める必要はない。普段通り卵や鶏肉を購入してほしい」と呼びかけた。「NSW州の家禽産業への感染拡大はない。現在検査中の鳥は1羽で、どのH5株かを国の研究機関で確認しているところだ」また、過去のH7型鳥インフルの発生以降、州当局は家禽業界と長年にわたり緊密に連携してきたと述べた。
ソース:news.com.au – NSW reports positive bird flu case north of Newcastle, further testing underway