【NSW3日】 州選挙を前に、NSW州政府が民間運営会社と画期的な合意に達し、シドニーの主要高速道路の通行料金が大幅に見直されることになった。一部の利用者では最大50%の引き下げが見込まれている。この道路改革により、複数の主要有料道路で通行料金が引き下げられる見通しで、州政府は一部の移動においてドライバーが10~20%の節約を期待できるとしている。
今回の合意の一環として、民間の有料道路運営会社は5年間で7500万豪ドルを拠出し、週ごとの通行料金上限制度の財源に充てる。この制度は、既存の恒久的な週50豪ドルの通行料金上限制度を補完するものとなる。
ドライバーが実際に節約を実感できるのは、来年7月以降とされている。
州政府が示した具体的な引き下げ内容は以下の通り:
・レーンコーブ・トンネル:10%引き下げ
・M2(長距離利用の約80%):10%引き下げ
・M7の距離上限:10%引き下げ(2028年1月1日から)
・クロスシティ・トンネル:20%引き下げ(2028年、西部ハーバートンネル開通時)
・オートバイ:全路線で50%引き下げ(2027年7月1日から段階的に実施)
クリス・ミンズ州首相は「この合意はドライバーにとって適度な料金引き下げを意味し、恒久的な週次上限制度を補完するもので、より公平な料金体系への一歩だ」と述べた。「西シドニーを含む多くの人々が、通勤や通学、帰宅のために毎日有料道路を利用している。節約できる1ドル1ドルが重要だ」
また合意では、大型車は軽車両料金の3.15倍、オートバイは0.5倍の料金設定となる。
一方で、来年の選挙を控えた野党側は、この改革を「不十分」「期待外れ」と批判している。野党のナタリー・ウォード交通・インフラ担当は、「3年半にわたる空約束の末の結果としては衝撃的だ」と述べた。
さらに野党は、今回の合意にもかかわらず、ウエスタンハーバートンネル、シドニーハーバーブリッジ、シドニーハーバートンネル、イースタンディストリビューターの4カ所で新たな通行料金が導入される点を指摘。加えて、納税者が最大6億豪ドルをトランスアーバン社に直接支払う可能性があり、全体の約60%のドライバーが恩恵を受けないと主張している。
ソース:Road tolls across major Sydney roads to be cut after NSW government strikes billion-dollar deal with operators