【ACT13日】 アンソニー・アルバニージー首相が、日本の高市早苗首相の胸を冗談の対象にしたのではないかとの疑惑が続く中、NSW州のクリス・ミンズ州首相が首相を擁護した。
ミンズ州首相は、物議を醸しているポッドキャストでアルバニージー首相が高市首相の胸について冗談を言ったのかと記者が再び質問した際、「25億豪ドルの支援策によって職を守られた1000人の製錬所労働者に、今日何が重要なのか聞いてほしい」と述べた。
アルバニージー首相は先月出演したポッドキャスト「Bush Deep」での発言をめぐり、野党から、日本の高市首相が贈ったクラウンメロンについての冗談が「外交問題」を引き起こしたと批判されている。首相はわいせつな意図は否定しており、日本政府も問題視していないとの立場を示している。
13日、トマゴ・アルミニウムへの25億豪ドルの支援策に関する記者会見で、ポッドキャスト中の身振りについて質問されたアルバニージー首相は、「話すときに手を使うのは普通のことだ」と説明した。「この質問には何度も答えている。事実として、日本の首相とは非常に良好な関係にある」と述べた。
ミンズ州首相も割って入り、報道陣に対して「1000人の労働者に、今日何を気にしているのか聞いてみてほしい」と発言した。さらに、「これはこの地域にとって一世代に一度の大きな発表だ。この話を5分くらい取り上げてもらえないだろうか」と語った。
高市首相に関する発言について、公電では東京側は「悪意はなかった」と判断し、「いかなる対応も取らない」としていた。また、日本政府は報道が沈静化するよう、この件についてコメントを控える方針も示していた。この公電は首相・内閣府(PM&C)にも送付されており、野党・保守連合は政府間の機密文書がどのように流出したのかについて、オーストラリア連邦警察(AFP)に捜査を求めている。
駐オーストラリア日本大使は今回の発言について、「報じられているような意味での発言ではなかったとオーストラリア側から説明を受けている」と述べ、問題を小さく見ている。鈴木一浩大使は12日、「報道は承知している」とした上で、次のように語った。「オーストラリア側から、アルバニージー首相は報道されているような形で発言したわけではないと説明を受けている」
オーストラリア国際問題研究所のブライス・ウェイクフィールド最高経営責任者(CEO)は、「流出した外交文書と鈴木大使の発言をそのまま受け止めるなら、日本はこの件を外交問題とは見なしていないようだ」と述べた。日本で長年生活し、日本政治の終身在職権付き研究職も務めたウェイクフィールド氏は、「日本文化への侮辱だった」と決めつけることには慎重であるべきだと指摘した。
「アルバニージー首相を批判する人たちが、そのジョークを幼稚だ、性差別的だ、不適切だと批判するのは自由だ。しかし、その批判を日本が外交的に侮辱を受けた証拠として扱うのであれば、その根拠ははるかに弱い。そのような文化本質主義的な見方には慎重であるべきだ」
ソース:news.com.au – NSW Premier defends Albanese amid Japan melon saga