【SA24日】 SA州で、2頭目となるオーストラリアオットセイが鳥インフルエンザに感染した疑いがあり、検査が行われている。数日前には、オーストラリア国内で鳥インフルエンザによる初の哺乳類の死亡が確認されたばかりだ。
鳥インフルエンザの検査を受けているオットセイは、SA州のページズ・コンサベーション・パーク沖にいた個体だという。同州では現在、これを含め5件の新たな感染疑い事例が確認されている。
SA州政府の第一次産業・地域省は声明で、これらの疑い例から採取された検体は、確定検査のためオーストラリア疾病対策センターに送られており、結果は数日以内に判明する見込みだと発表した。
今回の検査は、23日にSA州のビーチポートでオットセイが死亡したことを受けて行われている。この個体は、鳥インフルエンザによって死亡したオーストラリア初の哺乳類となった。SA州ビーチポートで死亡したオットセイから採取された検体で鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたことについては、感染した野鳥との直接的な接触、または同じ環境を共有したことが原因である可能性が高いとみられている。
マレー・ワット連邦環境相は、最初の動物の死亡について「非常に深刻な事態」と表現する一方、オーストラリアは今回の流行に備えていると強調した。ワット上院議員はABCニュースで、「ここ数年、私たちが取り組んできたのは、こうした哺乳類の個体数をより大きくすることだ。そうすれば、鳥インフルエンザがやってきて、一部が死んでしまったとしても、将来にわたって生き残れる、回復力のある個体群を維持することができる」と述べた。
「オーストラリアの人々にとって、聞くのがつらい話だということは分かっています。しかし、現実的に考える必要がある。これは海外で実際に起きていることだと。私たちは非常に幸運だ。オーストラリアは鳥インフルエンザが発生した最後の大陸だが、私たちは以前からこの事態に備えてきた」
VIC州では、世界最大のコガタペンギン繁殖地であるフィリップ島の個体群を鳥インフルエンザから守るため、ワクチン接種が始まっている。
ジュリー・コリンズ連邦農業相は23日、他の野生動物にも感染が確認されることは「予想外ではない」と警告した。また、鳥インフルエンザが自然環境に広がれば、「大きな被害を避けることはできない」と認めた。24日時点で、今回の流行が始まって以降、オーストラリアではH5型鳥インフルエンザの陽性例が300件以上確認されており、そのうち194件がSA州で確認されている。
ソース:news.com.au – Second long-nosed fur seal suspected to have contracted bird flu