【NSW27日】 ニューサウスウェールズ州スノーウィー・マウンテンズにある大規模スキーリゾート、スレドボ・アルパイン・リゾートの評価額が、2億9200万豪ドルから1億4300万豪ドルに半減した。運営会社のEVTは、2026年の厳しい営業状況に加え、新たなチェアリフトや人工降雪設備に必要となる今後の設備投資が評価額下落の要因になったとしている。一方、2025年の好調な降雪シーズンを背景に、リゾートの売上高は10%増加し、リフト券だけで5000万豪ドルを売り上げていた。
豪州のスキー場では今季、暖冬と降雪不足の影響が深刻化しており、人工降雪が営業継続の鍵となっている。専門家は、気候変動と今年のエルニーニョ現象による気温上昇で雪が雨に変わり、2050年までにスキーシーズンがさらに30%短縮する可能性を指摘する。EVTはスレドボについて「温暖化の影響を構造的に受けやすい」としており、人工降雪設備の強化や夏季観光の拡充が必要としている。また同社は、ホテル事業への成長投資に向け、約8億豪ドル相当の非中核資産を売却する計画も明らかにした。
ソース:abc.net.au – Thredbo ‘exposed to a warming climate’ as value cut by $149m