【SA10日】 南オーストラリア州(SA)南東部のライムストーン・コーストで、天然ガス採掘のためのフラッキング(水圧破砕)を恒久的に禁止する法案を巡り、ワン・ネーションが緑の党を支持する方針を明らかにした。ワン・ネーションのジェイソン・ヴァーゴ州議員は、同党のSA州議員7人を説得し、緑の党が上院に提出した法案への支持を取り付けたと述べた。
同地域では、フラッキングによる農業用水の重要な地下水帯への影響を懸念する住民の反発が続いている。フラッキングは地下に水や砂、化学物質を注入してガスや石油を取り出す手法で、ライムストーン・コーストでは2018年から10年間のモラトリアム(一時停止措置)が設けられており、2028年に期限を迎える予定である。
一方、労働党のマリナウスカス政権は、2030年以降のガス供給不足が見込まれるとして、モラトリアムを2年前倒しで解除する法案を提出している。しかし、上院では自由党、緑の党、ワン・ネーションが反対を示しており、成立は困難な状況である。ワン・ネーションは州内の他地域でのガス探査を支持しているものの、南東部については地域住民の意向を優先するとしている。
ソース:abc.net.au – One Nation to support Greens’ bill for permanent fracking ban in SA’s South East