【NSW11日】 豪州でAI需要の拡大を背景にデータセンター建設が急増する中、連邦政府が導入を予定する電力・水使用に関する新たな規制が、すでに承認された施設には適用されない見通しとなっている。ABCの分析によると、承認済みだが未着工のデータセンターは少なくとも25カ所あり、合計の電力容量は2.9ギガワットに上る。既存施設162カ所の合計1.5ギガワットを大きく上回り、今後建設される施設は規模、電力消費量ともに大きくなる傾向にある。特にNSW州とVIC州で開発が集中しており、シドニー西部やメルボルン郊外などで計画が進んでいる。
アルバニージー首相は2027年初めに法整備を行い、データセンターに再生可能エネルギーの確保や水使用の効率化、適切な立地を求める方針を示している。一方、既に承認済み、または建設中の施設には新規制を遡及適用しないとしている。これに対し、緑の党は最低基準が整うまで新規建設を停止すべきだと主張している。急速な開発に伴う電力・水資源や環境への影響と、AI関連投資を呼び込む必要性との両立が課題となっている。
ソース:abc.net.au – The bigger, hungrier AI data centres set to escape looming water and power restrictions