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暴力、混乱、報復メール、怯える住民…海岸地区で緊張増す

[シドニー/13日]5000名がクロナラビーチで乱闘し、16名の逮捕者を出した人種暴動が起こった後、シドニーの海岸地区ではいまだギャング集団による暴力・破壊行為が続いている。報復を促すテキストメッセージも飛び交い、来週末に再び大きな暴動が起こる可能性も懸念されている。

乱闘から数時間のうちにマルブラビーチでは100台近くの車が壊され、ウルウェアの近くでは男性が刺された。
警察はその後、機動部隊を編制。500名近くのイスラム系男性が集まってビルを襲撃するという噂を受け、ラケンバ・モスク周辺の通りを封鎖。また、マルボラビーチ近くに集まった100名からクリケットバット、岩、鉄パイプを没収。白人至上主義者を含む暴力行為をしたギャングの特定にもあたっている。
クロナラ地区住民代表と在豪レバノン人コミュニティ代表はレマNSW州知事、モロニーNSW州警察本部長と会って友好宣言をしたが、クロナラ地区やブライトン・ル・サンズ地区では12日夜も暴力行為が続いた。
クロナラ地区にはギャング集団の車25台が集まり、通りに置かれた車や店が破壊され、住民らが殴られるなどの被害が出た。6名を乱闘で逮捕。Norhies Hotel付近で銃声が聞こえたという通報もあった。
ブライトン・ル・サンズ地区では、100名の若者が集まり、外に置かれているゴミ箱を窓に投げつけたり、店や車を壊したり、またある家族は窓から投げ込まれたビンの破片が5ケ月の赤ん坊に当たりそうになってアパートから避難せざるを得なくなった。
警察が騒ぎの鎮火にあたり、真夜中には一旦静けさを取り戻した。

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