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両目を摘出した幼児、懸命にがんと闘う

メルボルン9日ー網膜芽種と呼ばれる幼児が発症する非常に稀ながんに侵されているタイラー・フィッシュロックくん(3歳)がメルボルン・ロイヤル児童病院で8日、腫瘍が発見された目を摘出するという大掛かりな手術を受けた。両親は、タイラーくんの目が膨れており、タイラーくんが頻繁に物にぶつかることから医師の診断を受け、その後網膜芽種を患っていることが判明した。

わずか3歳で、外の世界へのアクセスを閉ざされたタイラー君は、非常に過酷な運命を背負うことになる。しかし、目を失っても必死に母親の顔を指で押すしぐさには、タイラーくんの心の強さを感じる。幼いながらに懸命にがんと闘うタイラーくんの勇敢さは、両親に前に向かって生きていく力を与えているようだ。医師は、タイラーくんは今後、皮膚がんなどのほかのタイプのがんを発症する可能性が高く、継続して注意が必要だと語っている。

 

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